ヱトー株式会社

ヱトー株式会社は1913年に「ねじの専門商社」として創業し、現在は世界各地に拠点を持つ総合流通商社として展開、活躍しています。

ヱトー株式会社 九州苅田営業所 所長 岩渕 一幸 氏
ヱトー株式会社 北九州営業所 所長 真鍋 寛 氏
聞き手: 北九州市産業経済局誘致課 西田係長、椿主任

※文中の名称は敬称略とさせていただきます。

岩渕:この営業所は2008年11月25日に北九州営業所(八幡西区)と九州苅田営業所(苅田町)の2つの営業所を北九州臨空産業団地に集合移転し、営業を始めました。新営業所は北九州・九州苅田営業所となります。クラレイ(株)さん(小倉南区)が同団地に建設した朽網倉庫を借りて、操業しています。当社唯一の国内拠点工場は鹿児島の薩摩川内市にあります。
西田:北九州市に古くから営業所を置いていただいているヱトーさんですが、螺子(ねじ)でよく知られていますね。我々の上司にヱトーさんの話をすると、「ねじ」というキーワードをよく耳にします。

岩渕:ヱトー株式会社の沿革ですが、「ねじ」から始まり、もうすぐ100年となります。今は「ねじ」を含めた様々な部品の製造、販売を行っていまして、基本的にオーダーメイドです。主な事業として、家電などの「弱電」、「住宅設備や建機」、「自動車」となっています。

真鍋:自動車など命を預かるものが多いので、取引企業さんに安心していただけるよう商品には細心の注意を払っています。

岩渕:現在、本社登録している300社の関係工場と、事業所ごとにさらに300社の地場の取引工場があり、トータル600社から商品を調達しています。取引先企業のニーズに応じて、柔軟な対応が可能となっています。

西田:皆そうかもしれませんが、機械に興味を持ったのは、幼少のころ「ねじ」を緩めたり、締めたりすることが楽しかったからだと思います。「ねじ」の魅力ですね。ただ、機械を一度、分解すると、二度と元には戻りませんでしたけど(笑)。

真鍋:確かにそうですね。男女どちらかというと男の子なのでしょうけども、成長の過程で、機械いじりの楽しさを覚えますね。確かに「ねじ」に魅力があると思います(笑)

椿:「ねじ」も大小色々ありますが、色んな規格があるのでしょうか?

真鍋:弊社はオーダーメイドですので、需要に応じて様々です。小さいものでは0.6mmぐらいのものもあります。携帯電話やデジタル家電などでは 1mm程度となっています。また、携帯電話のバイブ機能用モーターのシャフトは0.8mmと色んな規格があります。一方、大きいものでは、ロボットのアームなど人頭大の「ねじ」があります。ものづくりには必ず部品の需要が生まれます。中でも「ねじ」は気付かれにくい存在ですが、縁の下の力持ちとして、不可欠なものです。
西田:確かに「ねじ」は産業界を支えている主要部品と思います。自分たちが生活に用いているものをみても「ねじ」が無いものはありません。さて、1mmより小さい「ねじ」とは想像を絶しますが、どうやって締めるんですか?

岩渕:それ用の小さなドライバーがあります。この辺はシンプルですね(笑)。

西田:両営業所はどのくらいのエリアをカバーしているのですか?

岩渕:九州・山口が圏域となっています。両営業所合わせて、約40名の従業員がおります。

真鍋:圏域のお客様への納品ですが、10年くらい前はひと月に1回だったのですが、現在は需要に合わせて、毎日、納品する仕組みを整えています。量は変わらないんですけどね(笑)。どこも同じですが納入方式はこれが一般的です。注文も郵送、FAXなどとともにインターネットが加わり、各社各様の注文方法に対応しています。ちなみに、トラックのトータル走行距離は月に1万5千kmに達します。

椿:北極から南極まで、約2万kmですから、すごい距離ですね。

真鍋:弊社にとって、物流は事業の大きな要です。北九州臨空産業団地は高速道路、空港などが近く、アクセスの利便性がとても良いところです。空港も夜遅い便があるため、時間を有効に使うことができるし、取引企業さんの出張対応も楽です。本社が東京都港区にあるので、羽田~北九州線はとても利便性が高いですよ。この周辺環境と合わせ、クラレイさんに建築してもらった倉庫も程良い広さで、弊社にぴったりのこの上ない条件でした。産業団地全体のイメージも明るく、職場の環境は良いですね。
【 お忙しい岩渕所長は商談のためここで離席 】

椿:ご出身は九州なのですか?

真鍋:私の出身は愛媛県で、それから九州にまいりました。岩渕は北海道出身で、経歴として、関東勤務が長かったですね。北九州は住環境がとても良いと感じています。首都圏などと比較して、家賃がとても安いことや部屋が広いことは驚きます。後は、暑すぎず、寒すぎず、気候が良いことや焼酎文化が親しみやすいことですね(笑)。従業員の中にはタイやアメリカから赴任するケースもあります。

真鍋:海外の拠点については、日本の家電業界の海外進出に伴って、弊社の「弱電」事業が追随し、広がっていきました。国内と同じように現地メーカーと契約したり、合弁企業を起こしたりして、幅広くカバーしています。

西田:前のオフィスと比べてどうですか?

真鍋:北九州に進出して50年近くになります。当初は黒崎駅前で、鉄道から見えるところに社屋を構えました。広告効果が大きかったのだと思います。今はこの新しいオフィスで、気持ち新たに頑張っていこうと思います。

西田:逆にこの産業団地に足りないものは何かありますか?

真鍋:物流が命の弊社なので、東九州自動車道の早期完成が望まれます。どこに行くにも便利なのですが、どうしても大分・宮崎方面が弱いので、東国原(宮崎県)知事ではないですが、高速道路が欲しいですね。都市高のETCの割引がもっと増えるといいですね。あと職場環境では、産業団地近隣の飲食店、商業施設や銀行、郵便局などの設置が望まれます。欲張りすぎですかね(笑)。ちなみに朽網駅からのバスはとっても便利なので、このまま続けてもらいたいです。

椿:etoのアルファベットロゴに使われている黄色が特徴的ですね。

真鍋:名刺はよくびっくりされますが、弊社のシンボルカラーになっています。

西田:ヱトーさんの名刺は探しやすいです(笑)。黄色といえば、北九州にはニューウェーブ北九州というサッカーチームがありまして、今シーズン、Jリーグ昇格を目指して頑張っています。このチームカラーが黄色で、御社と同じです。ぜひ、応援お願いします。

真鍋:スポーツが盛り上がると町の機運も高まりますし、イメージも良くなりますね。頑張ってもらいたいです。応援します。

西田:最後に、所長の今後の抱負を聞かせてください。

真鍋:こういうメールマガジンもそうですが、私たちのビジネスはご縁が大切です。弊社の製品には1mmに満たない小さな部品もありますが、小さなご縁から生まれた信頼の積み重ねがあって、今のヱトーがあると思っています。ご縁を大切にして、これからも励んでまいります。
ヱトー株式会社様HP  https://eto.co.jp/

後記(椿)
所長の格言、私もそうありたいと思います。漢字「螺子」(ねじ)を漢字で書けますか?

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