北九州市を「ITエンジニアのまち」に!

GMOインターネット株式会社

日本がまだインターネットの黎明期だった1995年に、インターネット事業を開始したGMOインターネット株式会社様。以来、「すべての人にインターネット」を合言葉に、GMOインターネットグループ(現在、上場企業9社を含む全113社、グループパートナー約5, 700名)の中核企業としてグループを牽引してきました。
そんな同社が、サービスの監視・運用・保守開発を行うエンジニアの拠点に選んだのが北九州市です。2018年4月に北九州オフィス「GMO kitaQ」を開設、操業を開始しています。
北九州市に進出を決めたポイントや、実際に拠点を置いたからこそ見えてきた北九州市のポテンシャルなどについて、システム本部システムオペレーション開発部部長佐藤信弘様と、北九州オフィス「GMO kitaQ」の小倉オペレーションセンターマネージャー松村健生様に伺いました。

立地・人財・生活、拠点に求める要件を満たす北九州市に進出

まず、御社の事業内容と強みについて教えてください。

佐藤:現在展開している事業は大きく4つあります。ドメインやサーバー、決済、セキュリティなどネットビジネスを支えるインターネットインフラ事業、サイトやサービスへの集客のためのインターネット広告・メディア事業、ネット証券やFX取引サービスを提供するインターネット金融事業、そして仮想通貨取引所やマイニング(採掘)を行う仮想通貨事業です。
我々は技術力を強みとし、お客様のニーズに素早くお応えするべく、提供するサービスは全て内製化することをモットーにしています。そのため、これらを支えているエンジニアやクリエーターは現在45%の割合ですが、これを50%に引き上げていこうという目標もあります。
(※GMOインターネットグループでは、人を大切な財産と考え、人材を「人財」としています。)

北九州市に新たな拠点をつくるようになった経緯を教えてください。

佐藤:弊社は東京渋谷を中心に事業を展開してきました。しかし、2011年に東日本大震災が起きたのを機に、一極集中ではリスクもあるため、これからは地方の力も借りていこうと、地方に目を向けるようになりました。
その当時から下関にサポートセンターを持つグループ会社があって、そこにGMOインターネットグループの半分以上のカスタマー業務を集約しようということになりました。その流れで、サービスのシステム運用・監視・保守開発はどこで行うか、という話になりました。やはりサポート部門に近い場所、つまりお客様の声が届くそばでやるべきだとなり、システムチームを抱える、200名を超える規模のコールセンターが下関にでき上がったのです。
その結果、下関のオフィスが手狭になり、さらに土地柄もあってエンジニア採用がなかなか難しいということで、新たな拠点をどこに設置するかを検討することになりました。その時にご縁があったのが、北九州市様です。

北九州市に進出を決めたポイントは何でしょう?

佐藤:まず立地です。北九州市は、サポートセンターのある下関市に隣接していて、交通の便もよく、小倉駅を中心に新幹線や飛行機が利用できます。次に、人財が豊富で、優秀な大学や高等専門学校が集まっていること、そして、非常に暮らしやすい街であることです。実は私も北九州市の出身ですが、支援の面でも北九州市様から、とても良くしていただきました。何をするにも相談すれば助けていただけるので、非常に心強いですね。

地元愛の強い人と共に北九州オフィスを育てていきたい

北九州オフィス「GMO kitaQ」は、どのような役割を担っているのでしょうか?

佐藤:現時点では基本的にはサービスの運用の拠点です。ですが、来年(2019年)からはセキュリティ運用機能を本格稼働させようとしています。また、開発にも力を入れていき、いずれはグローバルブランド「Z.com」の開発拠点にしていく予定です。
松村:ここで働いているのは全員エンジニアで、インターネットサービスの機能追加や改善、そのサービスの運用や監視……何かアラートが起きればすぐに対応するといったことが仕事内容です。現在40名で、20代が圧倒的に多く、6~7割くらいです。
佐藤:北九州市ではどの年齢層もまんべんなく採用できますが、女性の割合がまだ12~13%と少ないので、女性も増やしていきたいと思っています。市も女性の就職支援などに力を入れていらっしゃいますから、そのあたりとも連携できるのではないかと可能性を感じています。
松村:男女問わず、新卒はもちろん、中途採用も、UIターンも歓迎です。ただ共通しているのは、北九州市が好きな人に来てほしいということです。この拠点を拡大していきたいし、定着させていきたいので、地元愛の強い人に来てほしい。そして、「GMO kitaQ」を一緒に育てていきたいですね。
佐藤:6月に北九州市様と合同で記者会見をしましたが、そのあたりから求人の応募数は結構増えましたね。
松村:応募してきた人は、自社サービスの開発というところに魅力を感じているようです。土地柄、受託案件が多いため、一般的にエンジニアは、自分が作ったものをお客様が使っているところを見ることはできません。それがここでは、自分たちで作って、自分たちで運用し、守ることができる。そこに魅力を感じている人はすごく多いようです。お客様の反応も分かるし、お客様の声を反映させることもできる。そこが、やりがいのあるところでしょうか。

社員の皆さんの「働きやすさ」「暮らしやすさ」という面で、北九州市はいかがですか?

松村:私は山口県出身で、これまで徳島と東京にも住みました。生まれ育った山口が一番いいと言いたいところですが、住むんだったら北九州市の方がいいかな。都会過ぎないし、田舎過ぎない。何かなくて困るということはないし、山もあり、海もあり、島もある。遊ぶところには困りません。それでいて通勤がとても近い。中心街まで大体10分といった所に、普通にファミリーで住める物件があるわけですよ。東京では考えられません。
佐藤:待機児童問題もありませんしね。松村もそうでしたが、UIターンをお願いする場合は皆さん家族を持っていらっしゃるので、やはりその辺は大きなポイントになると思います。

ITエンジニアのまちとして発展していく可能性を秘めた北九州市

北九州市に拠点を置いたことによるメリットについて教えてください。

佐藤:一番のメリットは、やはり人財の部分ですね。地方にはまだいろんな人財が潜在的に存在していて、そこに非常に可能性があると思っています。地元愛が強い、優秀な方がたくさんいらっしゃるはずです。その方たちに私たちがアプローチできるようになるというのは大きいですね。人財は私たちの力の源ですから。
それに今は鹿児島まで新幹線が通っているので、福岡県内だけでなく九州の学校の方たちにもアプローチできます。北九州市様からも、企業だけでなく多くの高専や専門学校をご紹介いただき、つないでいただいたので、これまでなかなか接点の持てなかった方たちともお会いできるようになりました。

北九州市のポテンシャルについて、どのように感じていらっしゃいますか?

佐藤:北九州市は非常に企業を大切にされているし、地元に根差した企業や文化を愛する方たちがそろっていらっしゃいます。いろんな産業の方たちと、私たちもITの分野で何か協業できるところがあるかもしれません。まだ私たちが参入できていないジャンルや、私たちの強みを生かせるようなビジネスも存在すると考えています。
松村:北九州市は、ものづくりやものをつくる人、エンジニアを大切にしているまちだという印象を受けました。それに、ITに興味のある学生さんも多く、皆さんとても熱心です。学生さんたちと話していると、できれば北九州市で仕事を見つけたいという人が多いんです。エンジニアを大切にする風土と組み合わせたら、あとは仕事さえあれば、ここはITエンジニアのまちにならないわけはない!と思っています。実際、IT系の企業さんもどんどん進出して来ていて、ここでITエンジニアを育てていこうとしています。仕事をちゃんと用意できて、育てることができるようになれば、北九州市がITエンジニアのまちとして発展していくことは間違いないと思っています。

最後に今後の目標をお聞かせください。

佐藤:2020年には100名が働く、GMOインターネットグループ全体のシステムの守りの拠点にしたいと考えています。先ほど松村も言っていましたが、ITエンジニアが集まる
まちとして、ここから世界中に発信できるような、そういう拠点にしていきたいですね。

<プロフィール>
佐藤 信弘(さとう・のぶひろ) 
福岡県北九州出身。2002年に24時間365日のサービス監視チームの立上げメンバーとしてGMOインターネットに入社後、データセンターの最適化やオペレーションセンターの運用、システムの安定稼働、情報セキュリティ対策や危機管理体制の強化などに従事。
北九州拠点(GMO kitaQ)の立上げを相当し、現在も継続して拠点の安定稼働と業務拡充を担う。趣味はギター、写真撮影、ダーツ。座右の銘は「つまらないなら面白くする」。

松村 健生(まつむら・たけお)
山口県出身。2001年にWebサービス開発を始め、ECサイトや決済システム、販売管理の開発に、企画から運用まで深く携わる。東京で、両親にもっと孫を会わせたいと悩んでいたところ、地方拠点拡大を図っていたGMOインターネットに巡り会う。現在は、北九州拠点(GMO kitaQ)で開発に携わる一方、エンジニアが活躍できる拠点づくりにも従事。趣味は将棋と釣り。夢は、海の見える小屋で開発に没頭すること。心構えは「何とかなる」。

<会社概要>
GMOインターネット株式会社 (東証第一部 証券コード:9449)
本  社:東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー
支  社:北九州オフィス(GMO KitaQ):北九州市小倉北区米町1-1-21 大分銀行明治安田生命ビル
宮崎オフィス(GMO hinata):宮崎県宮崎市広島1-18-7 大同生命宮崎ビル
事業内容:インターネットインフラ事業
インターネット広告・メディア事業
インターネット金融事業
仮想通貨事業

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